環進帳FAQ

 Q1.「環進帳」の対応可能な会計ソフトは何でしょうか?

 A1. 「環進帳」は、会計データを.CSVファイルに変換して読み込みますので、.CSVファイルを出力できる会計ソフトであれば、ご利用いただけます。弊社の調べでは、ほぼすべての会計ソフトに対応できると認識しております。

 

 Q2.どのような排出係数を使って、CO2を算出していますか?

 A2. 電気は、環境省が公開している電気事業者別排出係数を、 電気以外のエネルギーは、算出省令第2条第3項、第4条第1項、別表第1及び別表第5に基づく係数を、 製品サービスに係る係数は、環境省の「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver.3.1)」に基づく係数(産業連関表による環境負荷データブック(3EID))を使用しています。3EIDのバージョンは2015年版です。公開されている直近の係数を使用しており、排出係数の更新情報は、環進帳のウェブサイトでお知らせします。

 

 Q3.他社の算出ツールとの違いは、何ですか?

 A3. 他のツールでは、主に物量から算出しますが、環進帳では、物量と金額のいずれからもCO2排出量を算出できます。

 

 Q4.炭素生産性とは、何ですか?

 A4. 炭素生産性は、以下の計算式で表されるものです。「環進帳」では、付加価値額の各数値を入力するだけで簡単に算出することができます。

 炭素生産性= 付加価値額 ÷ エネルギー起源CO2排出量    ※ 付加価値額 = 営業利益 + 人件費 + 減価償却費

 

 Q5.SBT認定取得に環進帳は使えますでしょうか。

 A5. SBT認定取得のためには、スコープ1(燃料の使用分)とスコープ2(他社から供給される電気や熱の使用分)、スコープ3(サプライチェーン全体でのCO2排出)の算定が必要です。環進帳では、会計情報からサプライチェーンの上流部分のCO2排出の算定が可能ですので、下流部分の排出が少ない業態において、中小企業向けSBT認定取得に活用することができます。 SBTの概要については、環境省のSBTに関する資料(外部リンク)をご覧ください。

 

 Q6.スコープ1、2、3のCO2算出に環進帳を使いたいのですが、可能でしょうか。

 A6. スコープ1、2については会計情報もしくは数量データからCO2算定が可能です。スコープ3については、会計情報からサプライチェーンの上流部分のCO2排出の算定が可能となっています。 なお、CO2排出の算定の対象となる勘定科目等など、サプライチェーン排出量算定の考え方については、環境省のパンフレット(外部リンク)をご覧ください。

 

 Q7.環進帳の使い方について直接相談したいのですが。

 A7. 環進帳有料版のライセンス申込みのユーザー様で、『これだけマニュアル(有料版)』及び『操作説明動画』を参照してもなお不明な点がある場合には、初回(約1時間)は無料で相談をお受けします(ウェブミーティング or 面談にて)。 2回目以降のご相談(スポット もしくは 継続的なご支援)は、有料にて承ります。詳しくはこちらをご覧ください。

 

 Q8.サポートサービスについて教えてください。

 A8. サポートサービスは下記の時間帯でメールにてご提供いたします。 

 営業日での月曜日~金曜日

 午前9時00分~午後5時00分

 

 Q9.動作環境について教えてください。

 A9. 動作環境の確認は以下の通りです。 

 ・ブラウザとしては Google Chrome を推奨

 ・OSとしては Windows10 を推奨

 BCT総研においては、Firefox、Chrome、Edge は使用できています。

 

 Q10.環進帳で算出したCO2排出量を公表することは可能でしょうか?

 A10. 次の文言と共に公表するのであれば可能です。
   (〇.〇にはお客様の用いたバージョン番号を入れてください)

  このCO2排出量は「環進帳Ver. 〇.〇」により算出しています。
 「環進帳Ver.2.0」のCO2排出量算定システムは、ISO14064-3:2019を参考に第3者より妥当性の確認を受けています。
     ※環進帳は、株式会社バックキャストテクノロジー総合研究所が開発・提供するクラウドサービスです。

     URL:https://bct2050.com/sustainability/

 なお、公表する際の表示スペースが小さ過ぎる場合には、代替として以下の文言を使用してください。

     このCO2排出量は「環進帳Ver. 〇.〇」により算出しています。