避けては通れない将来の社会課題に、
魁(さきがけ)として挑む。

たとえ難題であっても、
誰もが手の届くところまでたぐり寄せる。

それを脱炭素の領域で実践するため、
以下の事業を手がけています。

ファストカーボン

ファストカーボン

CO2排出量可視化ツール
ファストカーボンの開発

国を挙げての取り組みが求められているCO2削減。個々の事業者にとって削減の目標や計画を立てる際に先ず必要となるのが、現状の把握すなわちCO2排出量の可視化です。限られた経営資源を排出量の可視化ではなく削減にこそ投入し、企業価値の向上につなげていただくため、最小限の手間と料金で国際規格に適合した算定結果を得られるよう開発したのが『ファストカーボン』です。2023年7月の発表後も、ユーザーのみなさまの声をもとに、操作性や利便性を向上させる取り組みを継続しています。

専門知識不要
会計データを読み込むだけ

業界最安水準の
料金プラン

信頼でも世界標準

SCOPE3まで
対応するツール

事例紹介

大手総合設計事務所様の導入事例

大手総合設計事務所様の
導入事例

ニーズ
自社のCO2排出量のうち、どの事業活動からの分が大きいかを調べたかったが、人手や時間をかけられる態勢にない。他のツールと比較検討したが、料金は高く、ハイエンドでもあるため使いこなすのも困難だった。

導入効果
ファストカーボンは自社が既に持っていた会計データからCO2排出量を手軽に算定できるので取り組みやすく、ミニマムスタートとして非常によかった。CO2排出量の社内周知は当社の場合、年に一度ではなく毎月できるのが理想的だが、ファストカーボンは2回目以降の算定から作業量を劇的に減らせる点も良い。

大手総合設計事務所様の導入事例
商社系国際物流グループ会社様の導入事例

商社系国際物流グループ会社様の
導入事例

ニーズ
海外の入札案件でサステナビリティ要件が厳しくなってきており、必要に迫られてからCO2排出量可視化に取り組んだのでは手遅れになるため、精緻さを追求するより、ざっくりと全容を把握することになった。可視化のツールやコンサルティングにかかるコストを抑えたかったし、必要なデータを集める負荷をグループ各社にかけずに済むツールを探していた。

導入効果
主担当者は財務会計部門に所属しており、CO2排出量算定の経験は無かったが、「自分たちだけでできる」と自信を持てた。会計データから可視化する作業を通じて、どの会計項目が脱炭素に効果があるかも理解できた。

「CO2排出量算定」
が会計情報だけでできるから、
様々な企業の用途にご活用いただけます

可視化コンサルティング

可視化コンサルティング
CO2排出量の可視化をめぐる、ステークホルダーからの様々な要請に独力では対応困難な場合や、可視化した後の「削減」に関するご支援もさせていただいておりますので、お気軽にご相談ください。

事例紹介

地域商社への可視化支援事例

ニーズ
自治体を挙げて脱炭素を推進している中で、先進的に取組みを進めていくために、まずは自社のCO2排出量を可視化したい。

導入効果
自社由来のCO2排出量であるScope1およびScope2に比べて、サプライチェーンに由来するScope3、特にカテゴリー1とカテゴリー3の排出量が多いなど、今後の削減対策に向けてボリュームゾーンを特定することができた。

地域商社への可視化支援事例

地方議会の取り組み支援事例
(大阪府議会のCO2排出量の見える化)

大阪府議会は、OSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーション(OZCaF)に協力を依頼し、OZCaF公認のCO2排出量可視化ツール「ファストカーボン」によって、議会活動に由来するCO2排出量を算定。府議会全体のCO2排出量は令和2年度分が343.4tだったのに対し、令和3年度分は202.4t(対前年比約58.9%)だった。
令和2年度分の排出全体に占める割合が最も大きかったのは「電気代」の42.6%(146t)だったが、府議会の所在地である大阪府大手前庁舎の電気調達を再生可能エネルギー100%電気に変更したことによって、令和3年度分では電気代に伴う排出量を0tにでき、全体の削減に大きく貢献した。

SBT認定の取得支援

SBT認定の取得支援
SBT認定を取得すると、行政の公募案件入札での加点、金融機関による融資条件優遇や、脱炭素に取り組む新規顧客の獲得、求人への応募者増など、財務・非財務の両面でメリットを享受できます。一方、未対応の企業は取引先から排除される動きが顕在化しており、脱炭素経営の「命綱」の様相を呈しつつあります。 このため当社では一社でも多くの中小事業者様がSBT認定を早期に取得できるようサポートするプランをご用意しています。申請は英文によるやりとりを伴うほか、申請時の約束事として、認定取得後はScope3を含む毎年のCO2排出量を算定・公表する必要もあり、それらを一気通貫でご支援いたします。単なる申請代行で終わらせず、取得後の継続的な取り組みも視野に入れたCO2可視化ツールも使える中小企業版SBT認定取得支援サービスとしては業界最安水準です。

事例紹介

ニーズ
スポーツを通じて社会課題を解決する一環として、Jリーグの他のクラブに先駆けて脱炭素に取り組みたい。脱炭素をスポーツで発信することで身近に感じてもらい、具体的な活動につなげることにチャレンジしたい。

導入効果
国内のプロスポーツクラブでは初のSBT認定取得事例としてメディアに注目され、近藤祐輔社長のテレビ出演など露出機会が増えたほか、Jリーグ内でも脱炭素関連で登壇機会も増え、情報発信力が増した。BCT総研の支援で、CO2排出の現状把握に基づく「カーボンニュートラル・アクション・プラン」も策定。試合会場で観客から回収した廃食用油をリサイクルして遠征バスの燃料に利用したり、スタジアムで出るペットボトルごみを回収してユニフォームなどに再生したりといった、パートナーやファンも巻き込んだ取り組みが始まり、新たなスポンサー獲得にもつながった。

ニーズ
東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、取引先など各方面からの要請をいずれ受けることに備えて、まずはファストカーボンでのCO2排出量可視化から始めた。その後、中小企業版SBT認定の申請要件が厳しくなってきていることからも、早期の認定取得に踏み切った。

導入効果
SBT認定を取得したことや、CO2排出量の削減計画を中期経営計画に盛り込んだことを、カーボンニュートラルへの取り組みとして自社媒体でステークホルダーに発信し、企業価値向上への手応えを感じている。

新事業の共創

新事業の共創
当社は、一企業では実現困難な、脱炭素に向けた諸課題の解決を目指し、新事業の共創にも挑戦しています。以下のようなニーズをお持ちの事業者様はご相談ください。
  • 自社の所属する業界に特化したCO2排出量の可視化ツールを開発し、業界内に普及させたい
  • ファストカーボンのCO2排出量可視化機能を自社のECサイトやITツール、脱炭素ソリューション等の既存サービスと組み合わせることで、より高い付加価値をお取引先さまやお客さまに提供したい

事例紹介

ディエスジャパン様が、 CO2排出量可視化ツール・ファストカーボンに機能を加えた『ファストカーボン+ 』を開発

リサイクルトナーの製造・販売をはじめ環境に配慮した様々な製品・サービスを展開しているディエスジャパン様は、自らもカーボンニュートラル実現に寄与することを宣言してSBT認定を取得したほか、サプライチェーン全体におけるCO2排出量の可視化~削減を伴走支援する様々な取組みをしています。

その一環として、可視化ツール『ファストカーボン』に機能を加えた『ファストカーボン+』(ファストカーボン・プラス)を自社開発。お取引先がより確実に脱炭素経営へ踏み出せるよう、拠点別の排出量や、削減目標とその達成状況を一元管理できる等の機能が加わっています。

「ご旅行されるお客さまに対して環境負荷の低い旅程をご提案することで、観光事業者さまとお客さまそれぞれが脱炭素に向けて取り組める仕組みを構築し、観光業界全体のカーボンニュートラル実現に貢献したい」という東武トップツアーズ様のニーズにお応えしました。

『DeTS』は ファストカーボン同様、会計情報だけからでも CO2排出量を算定できますが、宿泊施設などの観光事業者さまにとって、より手間のかからない仕様になっています。観光事業者さまに導入されているほか、サステナブルツーリズムを推進する自治体の事業における CO2排出量可視化にも活用されています。