ファストカーボン操作に関するFAQ

 Q1.算出結果が想定と大きく違うのですが、どこを確認すればよいですか? 

 A1. 会計データに紐づけた環進帳の項目が間違っている可能性があります。また、使用量や数量を入力した場合には数値の「桁数」や「単位」が間違っている可能性があります。

 

 Q2.「勘定科目対応表」シートの変換前組み合わせ(A~D列)に重複行があります。」というエラーメッセージが出ました。何が悪いのでしょうか? 

 A2. このメッセージは、仕訳データに重複があるのでCO2排出量が算出できないという意味です。
例えば、仕訳データの「水道光熱費」をファストカーボンの「電気代」「ガス代」「水道代」の3つの科目に紐づけると重複となりますので、どの科目でCO2排出量を算出してよいかわかりません。
このような場合には、仕訳データの補助科目や取引先等まで「勘定科目対応表」シートに記入するようお願いします。

 

 Q3.「500 Error」というエラーメッセージが出ました 

 A3. アップロードするデータ量が多すぎと思われます。10,000レコードまでは動作確認をしており、場合によっては15,000レコードくらいまではアップロード可能です。これより多い場合には、日付を月ごとに分割する等レコード数を減少させてアップロードする対応となります。

 

 Q4.反対仕訳(科目や金額の修正について、月をまたぐ際に一度貸借を反対にして起票し、正しい仕訳を行う)の場合の処理方法はどうしたらいいのでしょうか? 

 A4. 同一の勘定科目の場合には、反対仕訳の行の借方に入力を行います(借方金額に、貸方金額のマイナス値を入力)。または、反対仕訳をした勘定科目の金額が、修正したい科目の金額に含まれている場合には、行を追加し、修正したい勘定科目名を借方に入力するとともに、金額には、反対仕訳の金額のマイナス値を入力します。

 

 Q5.外注費の「(直接費)」「(一般)」の違いは何でしょうか? 

 A5. 製造原価を算出するために、「(直接費)」を設けているので、CO2排出量を算定するだけであれば、「(一般)」で問題ありません。製造原価からのCO2排出量を把握したいのであれば、製造原価に反映されるべき費用を「(直接費)」、それ以外を「(一般)」と使い分けることとなります。

 

 Q6.一つのアカウントで、複数人が同時ログインできるのでしょうか? 

 A6. 複数同時ログインはできますが、両立できないコマンドを与えた場合*に、想定外の結果やロックがかかることに注意してください。

   *: 一人がデータアップロードボタンを押し、もう一人はブラウザの「戻る」を押すような場合。

 

 Q7.「CO2排出量を算出」とありますが、他の温室効果ガスは除外されているのでしょうか? 

 A7. いいえ、サプライチェーン上流での温室効果ガスは全て含まれています。但し、Scope1のフロン類など非エネルギー起源の温室効果ガスには対応していません。

 

 Q8.コピー機のカウンター料金を設定する場合、用紙を含んだCO2の算出結果になるのでしょうか? 

 A8. カウンター料金は、枚数当りの料金(コピー用紙とトナーを含む)を設定します。コピー用紙が含まれない契約の場合、カウンターによる支出の会計データはトナー・インクの勘定科目に、コピー用紙はコピー用紙の勘定科目に設定してください。

 

 Q9.ある事業所では電気使用量等の物量データがあり、別の事業所では金額データしかありません(取引先は同一です)。せっかくなので、当該事業所の物量データを活かして、物量データのある事業所と金額データのみの事業所とを一緒に環進帳に入力したいと思いますが、大丈夫でしょうか? 

 A9. 申し訳ございませんが、そういったケースに現時点では対応しておりません。仮に事業所によって物量データと金額データが混在している場合には、物量データを基にしたCO2排出量だけが算出されます。金額データを基にしたCO2排出量は算出されませんので、御注意ください。